フロリダ州

亜熱帯気候のリゾート、フロリダ半島

フロリダ州の大部分を占めるフロリダ半島。そのフロリダ半島の最南端は、一年中亜熱帯気候とカリブ海気候の素晴らしさを体験できる、最高のリゾート地だ。

古くからのリゾート地、マイアミ・ビーチ市は、キューバ危機の影響から治安の悪さで評判になったこともあるが、最近では1930〜1950年代を再現する町として、再び注目を集めるようになっている。また、その北に位置するパーム・ビーチ市には、ニューヨークの五番街、ハリウッドのロディオ・ドライブなどとも肩を並べるほどの高級ショッピング街が軒を並べ、フロリダ半島で一番の高級リゾートとして有名だ。

近年、開発が進んでいるフロリダ半島の西側は、日本ではあまり知られてはいないが、タンパ湾を中心に、リタイヤメント・ライフのための、高級リゾートが開発されている。また、タンパ湾から東に入ったあたりに数多くある、ディズニー・ワールドを始めとするテーマ・パークは、フロリダの住民だけでなく、アメリカ中、世界中からの観光客で一年中にぎわっている。

ディズニーの世界

20年ほど前、フロリダ半島中央部の広大な湿地帯の真ん中に、当時ロサンゼルスで大成功を収めていたディズニーランドを、規模を何倍かにして建築する、という計画が持ち上がった。地元ではここへ大きな施設を作ったら、ワニなど野生動物の生態系に影響があるのではないかと心配したそうだ。数多くのテーマ・パークが成功している今日、その様な心配はすっかり忘れ去られてしまっているようだが。

今まで何度も来ているオーランドではあるが、他にまだ撮影していない場所がたくさんある。それでもやはり最初に来るのはここ、ディズニーワールドだ。いつ来ても、何度来ても楽しい所なのだ。。

ミッキー・マウスの60才の誕生日を記念したミッキース・バースデー・ランドへ行ってみた。三万人もいるという従業員にとって、ディズニーキャラクターはまるで自分の家族のようなのだろう。ランド内には心から誕生日を祝っている雰囲気があふていた。

ディズニー・ワールドの広さは、東京の「山手線の内側」、アメリカでいえばサンフランシスコと同じくらいの広さで、マンハッタッンの二倍にもなる。実際に行ってみると、その広さに圧倒されてしまうほどだ。ここではさらに、現実よりも広く感じさせるような「フォースト・パースペクティブ」という、絵画の遠近法の技法を取り入れた設計も使われているのだ。写真でいえば、ワイドのレンズを使って建物を上から見上げたような技法なのだろう。

さて、次のお目当ては、ザ・ウォルト・ディズニー/MGMスタジオ。ここは、ディズニーの経営する新しいテーマ・パークだ。ディズニーワールドからそこへ行くためには、いくつもあるテーマ・パークやホテルを通り過ぎなければならないのだが、シャトルバスやボート、モノレールなど様々な乗り物を利用できるようになっているので結構楽しい。スタジオ全体の雰囲気は、1930年代のハリウッド映画全盛時代を再現している感じだ。正面から入った通りには、ハリウッド・ブルバード、その真正面にはチャイニーズ・シアターもある。このあたりを上空から見ると、ミッキー・マウスの形をしているのもいかにもウォルト・ディズニーらしいアイディアだ。スタジオ中では見学や、映画の撮影にエキストラとして参加することもできるし、ニューヨークの町並みや住宅街など、実際の撮影に使われているオープンセットの中も自由に歩けるようになっている。夢中になって遊んでいたら、あっという間に時間がたってしまった。

この後は、同じウォルト・ディズニーの経営する、地球の現在や未来をテーマとしたエプコット・センターへ。ここは、地球をそのまま凝縮したような公園だ。たとえばイタリアのベネチアにあるサンマルコ寺院も、規模は小さいが本物そっくりに建ててある。そしてその中のレストランでは、本場顔負けのイタリア料理が味わえて、まるでイタリアにいるような錯覚を覚えるほど。同じように中国の世界、北欧の世界など、世界各国の現在の様子を再現しながら、我々人類が「宇宙船地球号」の同じ乗組員なのだ、ということを表現しているようなテーマ・パークだった。

ディズニーが、地球を「宇宙船地球号」として、そこに住む人類に連帯感を与えてくれようとしている気持ちを、よく理解出来た。

ディズニー・ワールドのマジック・キングダム。

ディズニーの世界の中にいる子供達の目は輝いている。人工的に作られた公園なのだが、子供達に夢を与えていることは確かだ。私は、子供達の生き生きとした表情を撮りたいと何度もここへ足を運んでいる。

映画の中で出会ったことのあるキャラクターがいる所には、必ず子供達の姿がある。

ミッキーの誕生日を記念したミッキース・バースデーランド。ミッキーの大きさに合わせて作ってある。

子供達に夢を与え続けるディズニーの偉大な力には、ただただ感心するばかりだ。

ディズニーのもうひとつのテーマ・パーク,エプコット・センターは、未来を映しだす鏡のようなテーマ・パークだ。

現在の地球上の様子を表しているエプコット・センターのワールド・ショーケース。その「イタリヤ」から、未来の地球を現すシンボルが見えていた。

イタリヤのベネチアの巨大な建物も、ディズニー式にフォースト・パースペクティブ技法で建てるとこうなる。エプコット・センターのワールド・ショーケース。

世界各国の文化を紹介しているエプコット・センターのショーケースに出現した中国の寺院。

本場に劣らないほどの味とサービスのエプコット・センター、イタリヤ館のレストランのウェイトレス。

MGMスタジオで一番興味をひいたのは、このニューヨークのマンハッタンを再現したオープンセット。まるで本当にニューヨークの町を歩いているような錯覚に陥るようだった。

フロリダのディズニーの魅力は、1989年のMGMスタジオのオープンで倍増されたようだ。

ニューヨークの巨大なセットも、裏に回らなければ本物そっくりだ。

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