アメリカ第三の都市シカゴがあるイリノイ州。車産業の中心地デトロイトはミシガン州に。飛行機の発祥地オハイオ州。インディ−500のインディアナポリスはインディアナ州の州都だ。
農業の州ウィスコンシン州とアイオワ州。西部開拓の玄関口ミズリー州。いくつもの街道が走るネブラスカ州やカンサス州。
マウント・ラッシュモアで有名なサウス・ダコタ州と、その兄弟州、ノース・ダコタ州。双子都市で有名なミネソタ州。
「ミッド・ウエスト」とも呼ばれる中西部地方は、アメリカ人が最もアメリカ的だという地方だ。
イリノイ州
最もアメリカ的な都市といわれるシカゴは、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐアメリカ第三の都市。豊かな水に恵まれた平野には、アメリカの典型的な農村風景も広がっている。
インディアナ州
インディアナポリスで行われる「インディー500」で有名な州。最近は自動車メーカーや部品メーカーの進出、キャンピングカー生産量の増加など、デトロイトを脅かす。
ミシガン州
五大湖の五つの湖のうちの四つの湖に面し、緑と水に囲まれた美しい州。別名「モーター・シティ」といわれた、アメリカ自動車産業の中心都市、デトロイトもある。
オハイオ州
中西部の中でも、早くから開発が進んだこの州には、クリーブランド、アクロン、トレド、コロンバス、デイトン、シンシナティーといった特徴のある都市が数多くある。
ウィスコンシン州
開拓時代に、ヨーロッパからの移住者がもたらしてくれた酪農の技術とビール生産の伝統は、この州を全米一の酪農王国、全米一のビール生産地へと導いてくれた。
ミネソタ州
ロッキー山脈と共に、アメリカを縦に三分割する大きな川、ミシシッピー川の源はこの州の一万以上の湖の中の一つだ。ミシシッピー川をはさむように栄える双子都市も有名。
アイオア州
アイオワ州は、見渡す限りコーン畑といっても過言ではない。州全体の90%以上が農地だ。アメリカ目でのコーン生産量はもちろん第1位。大豆の生産も盛んに行われている。
ノース・ダコタ州
北米大陸の真ん中にあるノース・ダコタ州の冬は厳しい。日本の半分ほどの国土に対して,人口はわずか65万人。放牧が盛んで、小麦、大麦などの農産地として知られている。
サウス・ダコタ州
北隣のノース・ダコタ州と混同される事も多いサウス・ダコタ州だが、アメリカ合衆国のシンボル、歴代大統領を記念するマウント・ラッシュモアがあるところでもある。
ネブラスカ州
西部へ向かった幌馬車隊の道、オレゴン街道のある州。大平原の真ん中、ホームステッド法の保護のもと、開拓者達の努力の結晶ともいえる、見事な農地や牧草地が広がっている。
カンサス州
本土のほぼ中央に位置するカンサス州は,大平原が広がるアメリカ一の小麦の産地だ。かつてカーボーイが牛を追ってやってきたウィチタは、航空機産業の町に変身している。
ミズリー州
セントルイス、インディペンデンス、セントジョセフといった、西部フロンティアへのゲイトウェイの町がある。またミシシッピー川を通じて、深南部との関わりも深い。